妊婦・出産 お産にはいろいろな方法がありますが? なかなか文章や言葉では、 わかりづらいと思いましたので、 いろいろな出産方法を動画で集めて見ました。 少しでもお産の仕方の参考になれば良いなと思います。
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知っておきたいお産のいろいろ
ラマーズ法、ソフロロジー、リーブ法…。
ここでは、さまざまな出産の方法をまとめてあります。
でも、まずはどんな出産にも共通して欠かせない呼吸法をご紹介しましょう。
●呼吸法
周期的にやってくる陣痛をうまく逃して乗り越えるため、
さらに、呼吸に集中することで、気持ちがパニックになることを防ぐため、
呼吸法をしっかり身につけておきましょう。
大切な赤ちゃんに十分な酸素を届けるためにも、
お母さんが冷静でいられるようにすることが必要です。
また分娩台に上がるまでは、いきんではいけないので、
息を止めずにしっかりと吸って吐く。
テクニックにこだわらず、自分がリラックスできる方法を見つけましょう。
病院や助産院によっては、
その施設での方法をキッチリ勉強するように指示される場合もあります。
そうでなければ、母親学級や雑誌などで一般的なことを勉強して、
できるだけ事前に練習しておきましょう。
呼吸法には腹式呼吸と胸式呼吸があり、どちらかを指示されることもあります。
でも、実際にお産が始まったら、
「何分おきになったらこの呼吸法」なんてこだわらず、
自然に出た呼吸法をすればOK。
ただし、最初からヒッヒッフーでは苦しくなってしまうので、
ゆっくりした呼吸から始めましょう。
●ラマーズ法
呼吸法とリラックス法を中心に、
薬などに頼らず自分の力で産む方法です。
分娩時にもその効果を最大限生かすためには、
妊娠中から出産の知識を身につけ、
リラックスの状態や呼吸法を無理なく行えるよう、
練習をしておくことが大切です。
陣痛が弱いうちは、ゆっくり深い呼吸を。
徐々に陣痛が強くなってきたら、吸ってはいてを少し速めに。
十分に赤ちゃんに酸素が届くように、呼吸が浅くならないようにしっかりと。
陣痛が強く間隔も縮まって、いきみたいような感じになってきたら、
助産師さんが「いきんで」と言うまで、ヒッヒッフーで頑張ります。
「ヒッ」で小さくはいて、次の「ヒッ」との間にすばやく吸います。
「フー」で少し長く息をはいて。
助産師さんから「いきんで」との指示があったら、
陣痛の波に合わせていきみます。
赤ちゃんの頭が出かかったら、助産師さんからまた、指示がありますので、
「ハッハッハッ」という短い呼吸に切りかえます。
●ソフロロジー法
イメージトレーニングにより、
不安や恐怖心を取り除き「赤ちゃんと出会うためのひと頑張り」と
お産を前向きにとらえることで痛みや苦しみを乗り越えるという出産法。
●リーブ法
気功とイメージトレーニングを取り入れた方法です。
出産前から常に赤ちゃんのイメージを思い描き、
前向きな姿勢で出産に向かいます。
呼吸する時は、こころを落ち着かせるために、
「ソーン」と念じながら息を吐くようにします。
●マタニティ・イメージェリー
イメージトレーニングによって、
妊娠や出産での不安や緊張感を和らげる方法で、
分娩時間の短縮や出血量の減少などの効果を得られる場合もあります。
セラピストによるイメージングの誘導を行っている施設もあります。
●アクティブバース
お母さんと赤ちゃんを出産の主役として考える動きで、
医療中心の受動的出産ではなく、
産む人が主体となって行う能動的出産とされています。
お母さんが自分の望む場所とスタイルで出産できる、
より自然なお産で、病院ではなく、
助産院などで取り入れられていることが多いです。
●水中出産
専用のプールでぬるま湯に半身つかった形で出産します。
浮力によって楽に自由に姿勢を変えられ、リラックスできる、
羊水の中にいた赤ちゃんにとっては水中に娩出されることでショックが少ない、
などのメリットがあげられます。
●自宅出産
文字通り、自宅で出産をすることです。
現在では病院での出産が主流になっていますが、
1960年代までは一般的に行われていたことです。
助産師さんなどの専門家に自宅まで出向いてもらい、分娩に臨みます。
住み慣れた環境で、出産を迎えられることでリラックスでき、
また、家族みんなで赤ちゃんを迎えることができます。
ただし、自宅で出産できるのは、普通の妊娠経過の健康な妊婦に限られます。
また、緊急時の対応など、事前にしっかりと準備しておく必要があります。
最近では自宅での出産の介助する専門に妊娠中のケアから、
緊急時の医療機関との連携まで対応してくれる助産院や介助のグループもあります。
出産、それは二つと同じものがない新しい命を生み出す神聖な儀式。
でもそれはお母さんが一人で頑張るのではなく、
母親が最初に経験するわが子との共同作業です。
どんなに素晴らしい先生も助産師さんもできるのは手助けすることだけ。
母と子の間で感じ合うシンパシーを、そのときを、あなたはどんなふうに迎えたいですか?
●普通分娩
お産の進行と流れに従って経膣分娩で、最も一般的な方法です。
今では分娩施設が整い、専門のスタッフの揃った病院で産むのが普通ですが、
母子ともに健康で特に医学的処置を必要としない場合は、
助産院や自宅でも普通分娩は可能です。
スムーズなお産のためには、病院や保健所などで行われる母親学級などに参加し、
お産に関する知識や補助動作、[呼吸法]などを身につけておくことが大切です。
●誘発分娩
計画分娩とも呼ばれ、医師と相談してあらかじめ決めた日にお産をする方法。
器具やゴムの風船状のものを使って子宮口を開いたり、
陣痛促進剤を使って人工的に陣痛を起こさせて出産を進行させます。
お母さんや赤ちゃんに出産後、なんらかのリスクが予想される場合は、
万全の体制で出産やその後の治療を行うことができるので安心です。
また、大規模な病院などではとくに異常がなくても、分娩が重なったり、
夜間に及んで人手が足りなくなったりすることのないように、
誘発分娩が行われることもあるようです。
●無痛分娩
出産時の痛みを極力少なくして出産する方法です。
麻酔薬を使用するもの、鍼やお灸を使用するものなどがあります。
麻酔には、薬を内服したり、
吸入することなどによって陣痛の痛みを和らげる全身麻酔と、
背骨のすき間から細いチューブを入れる硬膜外麻酔注射により
産道や陰部の痛みを麻痺させる局所麻酔があります。
局所麻酔の場合は意識がありますから、いきんだり、産声を聞くなど、
産む感覚は味わえますが、陣痛が弱くなることがあり、
その場合は陣痛促進剤を併用します。
無痛分娩
麻酔によって、陣痛や会陰が伸びるときの痛みをとり除く出産法なら、
緊張しやすい人、痛みに弱い人でもリラックスしてお産に臨めるはず。
麻酔にも種類いろいろ
【局部麻酔】
●硬膜外麻酔法(こうまくがいますいほう)
背中に注射針やカテーテルを刺し、
脊椎を包む硬膜の外側にある「硬膜外」というとても狭い空間に麻酔液を入れます。
子宮収縮や運動能力を妨げず、痛みだけをとるので、手足を動かすことも可能。
血液に麻酔液が入らず、赤ちゃんへの影響もほとんどありません。
●会陰部神経麻酔法(えいんぶしんけいますいほう)
お産が進み、赤ちゃんの頭が産道を出る直前に、会陰部に麻酔液を注射します。
麻酔が効くのは産道の出口付近だけなので、
ママや赤ちゃんへの影響はまずありません。
麻酔をかけるまでは、呼吸法などで痛みをのがすことになります。
●脊椎麻酔法(せきついますいほう)
脊椎にある「クモ膜下腔」という部分に麻酔液を注入。
運動機能が麻痺してしまうので、陣痛が弱くなりがちです。
痛みをとる効果はとても高いのですが、
赤ちゃんを取り出すのに吸引分娩を行う、
といったデメリットも覚悟しておかなければなりません。
【全身麻酔】
●静脈麻酔法(じょうみゃくますいほう)
静脈に睡眠薬を注射する方法。
ママが眠っている間に赤ちゃんが生まれます。
また、胎盤を通して薬の成分がママから赤ちゃんの血液に流れる可能性もあり、
この場合は眠った状態で赤ちゃんが誕生することもあります。
●吸入麻酔法(きゅうにゅうますいほう)
マスクを鼻と口にあて、麻酔ガスを吸入します。
最初に意識がなくなるまで吸う方法と、
痛みにがまんできなくなったときに妊婦さん自身が
マスクを持って吸い込む方法があります。
自分で吸う方法なら吸い込んで3分ほどで意識が戻ります。
●和痛分娩
・精神予防性無痛分娩
医学的処置を伴う無痛分娩に対し、和痛分娩、
あるいは精神予防性無痛分娩と呼ばれる方法もあります。
これは痛みがまったく感じられなくなるわけではありませんが、
お産についての正しい知識を得ることで不安をなくし、
イメージトレーニングや呼吸法、
適切な補助動作によってより自然に痛みを軽くするものです。
[ラマーズ法]、[ソフロロジー法]、[リーブ法]、
[マタニティ・イメージェリー]などがこれにあたります。
・フリースタイル出産
広い意味で産む人が産みたい場所で、
とりたい体位で出産する方法をさし、
[アクティブバース]や[水中出産]、
また[自宅出産]などもこれに含まれます。
人間が本来、本能として持っている産む力を引き出して出産に臨みますので、
より自然な形で産むことができます。
・帝王切開
普通分娩での出産が困難であると医師が判断した場合、
帝王切開になる場合があります。
骨盤が狭い、多胎(双子あるいはそれ以上)である、
赤ちゃんやお母さんになんらかのリスクがある、
その他の原因で出産前から手術になることがわかっている場合と、
出産が始まってから普通分娩を続けることに危険が生じたときに
緊急に手術が行われる場合があります。
現代の医療技術では、帝王切開はそれほど危険でも難しくもない手術で、
麻酔を使った苦痛のないお産ですから、安心して医師の指示に従いましょう。
ただし、麻酔薬による赤ちゃんへの影響も考えられますし、
産後のお母さんの身体の回復にも時間がかかる、
次の出産も帝王切開になる確率が高くなる、などの面もあります。
判断はあくまでも医師が下すもので、安易に希望することはできません。
緊急帝王切開
母子の安全を最優先に考えた「安全なお産」の一つです。
赤ちゃんやママの体の状態によってあらかじめ決まっている場合もあれば、
お産が始まってから帝王切開になることも。
●急速逐娩(吸引分娩、鉗子分娩)
子宮口が全開大したのに、児頭が下がってこない場合や、
児の心拍数が下がるなどで急いで出す必要がある場合に、
児の頭に吸引カップをつけて陰圧で引っ張り出したり、
鉗子というトングのような機器で引っ張り出すことがあります。
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